以前からアロエを種子から育ててみたいと思っていましたが,なかなか実現できませんでした。 一度,わが家のアロエが実をつけたときに,種子を採取して,まいてみたことがあるのですが,これは他に同種のアロエが花を咲かせていたわけでもなく,自家受粉してできた種子だったからでしょう,全く発芽しませんでした。 ちなみに,植物を種子から育てることを「実生」というのですが,このことはかなり前から知っていましたが,実はこれをずっと「じっせい」と読むのだと思っていました。 つい最近になって他の方のHPで,これが「みしょう」と読むのだと知りました。 |
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そこで,ちゃんとした種子を業者さんから購入したいと考えましたが,国内の業者さんではサボテンの種子は扱われているのですが,アロエはまったく見つかりません。 | ||
その後,いろいろ調べてみると,サボテン,多肉植物の実生を趣味にされている方の多くがアメリカの「MESA」という業者さんから種子を直接購入されていることを知りました。 |
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それなら自分も是非,と思いましたが,「送料や手数料がどのくらいかかるのか」「種子を輸入する場合の書類添付などの手続きが別に必要か」など分からないことが多く,二の足を踏んでいました。 | ||
最近,多肉植物全般を趣味にされていて,苗を輸入されたこともある「みいさぼ」さんから送料はそんなには高くないということと購入手続きは国内の業者さんから購入するのと変わりないということを教えていただき,私も挑戦してみることにしました。 | さっそく,「MESA」のHPをひらき「種子リスト」を探してみるとアロエの種子もけっこうたくさんありました。 ただ,残念なことに「種子を買うのなら descoingsii がぜひ欲しいと思っていたのに,種子リストには載っていませんでした。 |
他の業者さんはないものかと探してみると,これまた,けっこう有名らしいドイツの「KOHRES」というところを見つけました。 ここのHPは日本を含め6カ国くらいの言葉で説明があります。種子リストを開いてみるとアロエについては「MESA」よりも多いくらいで,目的の descoingsii もしっかり入っていました。 |
HP内に日本語による簡単な注文フォームがあったので,これで注文しようかとも思ったのですが,情報が「暗号化」されている気配がなく,これでカード情報を送るのは少し心配です。そこで,FAXで注文することにしました。 |
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ただ,学生時代に授業を受けたことのあるドイツ語もその99%を忘れ去ってしまっている私にはドイツ語で注文FAXを作成するのは至難のわざで,どうしようかとかなり迷ったのですが,結局,すべてをこれまたあまり得意ではない英語で書くことにしました。 | よくは分からない英語で相手にとってはとても失礼なものになったかもしれませんが,どうにか書き上げ,これまた初挑戦の国際電話のかけ方をインターネットで調べて,いざ「送信」 FAXなのでほんとうに届いたかどうか分かりませんが,とりあえず無事送信終了です。 |
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[実際に注文したときのFAX] | 後は,待つのみ。 もしかすると,E−mail で注文を受け付けたことを知らせてくれるかとも思って,しばらく注意していましたが,そんなことはありませんでした。 |
最低2週間はかかるだろうと思って楽しみにしていたところ,注文して10日後,郵便受けになにやら外国語で住所などが書かれた小さな箱。 みごと個人輸入成功の瞬間でした。 |
さっそく開けてみると,中には注文した種子と,納品書(ドイツ語なのでほとんど分からない)がありました。 | ||
明細を見ると 注文した種子代が 18.30ユーロ(約2,470円)なのに対して,おそらくは手数料や送料,消費税などだろうと思われる代金を付け加えて, 全部で25.69ユーロ(約3,450円) になっていました。 つまり,種子代以外の料金は 1000円程度でした。これなら国内の業者さんから買うのと変わらない感じです。 |
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次は,実際にこの種子をまいて,実生に挑戦です。 アロエ(多肉植物)の実生はふつうの花や野菜などとは違って,気を遣うことも多く,難しいらしいので,もし,うまく成功したら実生記録を紹介しようと思っています。 うまくいかなくて全滅させてしまったら,このことは封印してなかったことにしておきます。 |