アロエがやけどに利くのは,アロエの成分に炎症を抑える働きがあるからだそうですが,この成分は,皮膚から浸透するよりも服用したアロエの成分が血管を通って患部に運ばれた方が効き目があるそうです。ですから,やけどをしたときは「やけど治療」のページで紹介した方法とあわせて,アロエの葉そのものや,アロエエキスを服用するとより効果的なようです。 また,普段から毎日少しずつアロエを服用しておくと体の抵抗力もつくと言われています。(これはどんな根拠かは分かりません。もしかすると気のせいかもしれませんが・・・)実際に私の場合で言いますと,毎年冬になると必ずと言っていいほど風邪をひき,2,3回は病院のお世話になっていましたが,アロエを飲むようになってから,家族全員がインフルエンザで高い熱を出したときでも,私自身微熱程度ですみました。これはたまたまだったのかもしれませんが,アロエを飲むようになってからは確実に風邪をひく回数が減りました。 私にはこの方法がとてもあっていますが、個人個人で体質が異なりますので、人によって必ずしもこの方法がよいとは限りません。この方法で何か問題が生じましても、(無責任なようですが)責任は負いかねます。 アロエの服用の仕方ですが 葉をそのまま食べる方法と,アロエの汁を搾りだして,飲む方法があります。私の父はキダチアロエの葉を水洗いして,トゲを落としただけでかじりついていました。この方法は,成分を残さずおなかに入れるという意味ではたしかによいと思うのですが,葉の緑の部分が苦く,青臭いので,慣れないと,つい敬遠してしまいます。しかし,実は緑の部分とゼラチン状の部分の間に一番薬効成分が多く含まれているそうですので,苦みを我慢するか,苦みはないが薬効成分が少ないゼラチン状のところを食べるかと言うことになります。 緑の部分もとりたいが,できるだけ苦味は避けたいという場合には,葉の汁を搾りだして,何かで薄めて飲むというのがよいと思います。 私がやっていた汁の搾り方は, |
1 | 葉を数枚とってきて,水洗いの後トゲを落とす。 |
2 | 下ろし金で葉をおろす。(ジューサーなどがあればそれでもよいと思います。) |
3 | 堅い部分を濾してエキスだけを取り出す。このとき,キダチアロエはゼラチン状のところも水分が多いので,ガーゼなどで濾せると思いますが,アロエの種類によってはゼラチン状のところの粘りけが強くガーゼなどでは難しいものもあります。この場合はすったものをざるに入れ上からスプーンなどで押さえつけながら濾すとよいと思います。 |
このアロエエキスを好みの飲み物で薄めて飲みます。 だだし,これもやはり青臭く苦みがありますから,あう飲み物とそうでないものがあります。いろいろ試されるとよいと思いますが,私が,いろいろと飲んでみた結果,アロエエキスの味を消してくれたのが,「グレープフルーツジュース」と焼酎を割るときに使う「濃縮ライム」です。ミカンジュース,リンゴジュース,コーヒーなどは気分が悪くなるような味でした。 うまく味を消してくれる飲み物にアロエエキスを大さじ1杯分程度入れて飲みます。 |
最近では薬局などには必ずといってよいほど「アロエエキス」というものを売っています。2000円程度です。これで約1ヶ月持ちますからそんなには高くないと思います。 |
市販のアロエエキスは便利ですが,冷蔵庫に入れていても1ヶ月以上置いておくと苦味が増し,匂いもきつくなってきます。 そこで,長期保存という意味ではアロエエキス(液体)よりも粉末や錠剤がよいと思います。最近はスーパーのような大型の薬局が増えてきましたが,そのような薬局にはたいがい置いてあります。 ちなみに,量に対する値段では粉末の方が割安ですが,これをそのまま飲むとかなり苦いです。味の事を考えて長続きさせるためには錠剤のほうをお勧めします。 |