【 ソフト名 】
 あ!かわった for Win 2.1


【 実行ファイル名 】
 aktw2120.exe
 「akt」は「あ!かわった」の略
 「w」はWindows版
 「2120」の始めの2桁はこのソフトのバージョン
      後の2桁は.NET Frameworkのバージョン


【 著作権者 】
 林 勝則


【 動作環境 】
 Microsoft Windows98,Me,NT,2000,xp
 (以下,「Microsoft」を省略して表示)
ただし,作者は Windows 2000,WindowsNT での動作確認はしていません。


【 必要ソフト 】
 Microsoft .NET Framework 2.0
(確認はしていませんが,Framework 1.* ではうまく動作しないと思います)

 Microsoft .NET Framework 2.0 は初めからWindowsに組み込まれているか,そうでない場合でも,無料でダウンロードできます。(下記「インストール方法」参照)


【 開発言語 】
 Microsoft Visual C# .NET


【 ソフト種別 】
 フリーウェア


【 連絡先 】
このサイト[KH Room]の [メッセージ送信フォーム] または,このソフトをダウンロードした場合の「 aktw2120.zip 」に含まれる「ReadMe.txt」のこの位置に書いてあるメールアドレスにどうぞ。
(スパムメール(迷惑メール)防止のため,このサイト内にはメールアドレスを書かないようにしています)


【 インターネットURL 】
 http://www.khroom.com/MyHomePage/mysoft/javanohanasi.html


【 転載条件 】
 要連絡


Ver 2.1 リリース 2006.12.2
Ver 1.1 リリース 2004.2.4
Java版 初リリース2003.1.16

この「ReadMe.txt」の最終更新 2006.12.2


必要最小限の説明

 ここでは,「あ!かわった for Win Ver 2.1」(以下,「このソフト」と表示)を使用するにあたっての必要最小限の説明及び注意をします。

 このソフトでは Windows で使われている「フォルダ」という言葉を「ディレクトリ」と表現しています
 ここでの説明は,Windows xp をもとにしてつくっています。 98 や Me では,細かいところで表示などが違うかもしれません。


 ディレクトリ選択のダイアログには個々のファイル名は表示されません。ここではディレクトリだけを選択してください。

 Windowsではファイル名に使用できない文字がいくつか決められています。このソフトでそれらの文字を設定した場合,「プレビュー」では,その文字を使ったものが表示されますが,「リネーム実行」をするとエラーになります
(Windows xpでは「パスに無効な文字が含まれています」というメッセージが出ます。エラーが発生する以前のファイルはリネームされますから注意してください。)

 「上書き」でリネームした場合は,このソフトでは,もとのファイル名には戻せませんから,よく確認してから実行してください。

 「読み取り専用」に設定されているファイルもリネームをしますので,注意してください。

 リネーム先に同じ名前のファイルがすでにある場合,エラーメッセージを表示して,リネームを中止します

メニューバーの[ツール]−[オプション]でリネームのための設定を次回に引き継ぐかどうかを選択できます。




 このソフトを実行するためには,「Microsoft .NET Framework 2.0」以上が必要です。(Framework 2.0より前のバージョンではうまく動作しないと思われます)

 「Microsoft .NET Framework 2.0」は「Windows Update」でインストールできます。 ただし,「重要な更新」ではありませんから,「自動アップデート」,「高速インストール」ではインストールしません。「Windows Update」の画面で「高速インストール」と「カスタムインストール」を選択するようになっている
場合は「カスタムインストール」を選択してください。

 マイクロソフト社のダウンロードサイトからインストール用のファイルをダウンロードすることもできます。(下記,インストールの項を参照してください)



 ※このソフトを終了するとき「設定ファイル書き込みエラーです」「設定ファイルを作成できませんでした」というエラーメッセージが出た場合は,「zenkai.znk」ファイルが読み取り専用の設定になっている可能性があります。
(このソフトをCD−Rなどに書き込んで他のパソコンに移動したときなどに起こりえます) この場合は,「zenkai.znk」ファイルを右クリックして「プロパティ」を選び,その中の「読み取り専用」を解除するか,「zenkai.znk」ファイルをいったん削除してみてください。

 このソフトを使用して起こったいかなる問題に対しても、作者である私は一切補償の責を負わないことをご了承ください。
 自己の責任の範囲で使用してください。



 この他,同梱の「作成日時についての注意.txt」もお読みください。



今回のバージョンアップ内容

1.リネームを実行する前に自動的にプレビューを実行し,リネーム設定のエラーをチェックするようにした。
 

==== つづきも ぜひ お読みください。 ====



はじめに

 このたびは,「あ!かわった for Win 2.1」(以下,「このソフト」と表示)に興味を持っていただき,ありがとうございます。

 このソフトは,
  「ファイル名を一括して変換する」
 ためのソフトです。 変換後は

[(ア)文字1][(イ)もとの名前][(ウ)更新日時][(エ)文字2][(オ)連番].[(カ)拡張子]

の形になります。
 この中で(ア)から(エ)までは,ファイル名に入れる,入れないが自由です。
 また,[(オ)連番]は「先頭」,「文字1の後」,「最後」の3箇所から選べます。

 つまり,
 「スナップ_0005.jpg」や「0005_A2004-01-23.txt」といった連番名をつくる
ことができます。
 
 デジカメで撮った画像ファイルには 「RIM00023.jpg」などの連番で名前が付けられていることが多いのですが,これをその都度パソコンに保存していると,ファイル名が重複してしまい,前回のファイルの名前を変えてからもう一度保存し直すということがよくあります。
 
 このようなファイルのリネーム,ファイルの整理にこのソフトをご利用ください。

 また,
 ・ファイル名の中の一部分を削除や置換
 ・ファイル名全体を大文字だけ,小文字だけにする
 ・拡張子を変更する

などもできるようになっています。

 このソフトは Microsoft Visual C# .NET(以下「C# .NET」) というプログラム言語で作成した Windows用ソフトです。
 この「あ!かわった」はプログラム言語「Java」を使って作り始めました。その後,C# .NET に移植し,Ver 1.6 までは「JAVA版」,「Windows版(C#)」の両方で同時にバージョンアップしてきましたが,Ver 1.7 以降は今のところC# .NETだけでのバージョンアップになっています。

C# .NETで作られたソフトはその仕様上起動に多少時間がかかる場合があります



使用上の注意

 このソフトの著作権は、私「林 勝則」にあります
 このソフトは「フリーソフト」です
 配布・転載は基本的に自由です。しかし、転載をする場合、その旨私にメールをください。(特に,営利目的の場合は作者の許可を得てください)

 作者は、バージョンアップ,バグ修正の責を負いませんが、できるだけ努力はしたいと思いますので,質問、意見、要望、苦情、バグ情報などがあれば、メールをください。
 なお、「あ!かわった を使ってみた」との1行だけでもメールでお知らせ願えると、たいへん励みになります。よろしくお願いします。

 なお、このソフトを使用して起こったいかなる問題に対しても、私は一切補償の責を負いません。
 自己の責任の範囲で使用してください。




インストール方法

 このソフト自体はあらためてインストールという形はとりません。
 ダウンロードしたファイルを解凍し,その中の「aktw2120.exe」またはそのショートカットをダブルクリックすることで実行できます。

 このソフトを実行するには別途「Microsoft .NET Framework 2.0」以上がインストールされていることが必要です

 Windows xp の場合はすでにインストールされている可能性があります。
しかし,バージョンが「1.*」の場合はこのソフトの動作が保障できませんから,「Windows Update」のサイトでバージョン「2.0」以上をインストールしてください

 「Microsoft .NET Framework」がインストールされているかどうか,または,そのバージョンを確認する場合は,「コントロールパネル」内の「プログラムの追加と削除」でパソコン内にインストールされているソフトの一覧を表示させます。その中に「Microsoft .NET Framework 2.0」とあれば,バージョン2.0の.NET Frameworkがインストールされていることがわかります。逆に,一覧の中にみつけることができなければインストールされていません。

「Windows Update」のサイトの表示の仕方はWindowsのバージョンによって多少違いますが,「コントロールパネル」の中か,インターネットエクスプローラのメニューバーにある「ツール」の中にみつけることができます。
 この「Windows Update」ページでインストールができます。

 ただし,これは「重要な更新」には含まれませんから「自動アップデート」ではインストールできません。また,「Windows Update」で「高速インストール」と「カスタムインストール」がある場合は「カスタムインストール」を選択します。

 または,マイクロソフト社の「.NET Framework ホーム」からインストール用のファイルもダウンロードできます。この方法であれば,インストール後にダウンロードしたファイルがパソコン内に残ることになり,再度インストールし直す必要が生じてもダウンロードに時間をかけなくてもすみます。
「.NET Framework ホーム」は「Windows Update」内にある検索ボックスに「.NET Framework」と入力して検索,その中の「.NET Framework」をクリック。その中から「ダウンロード」→「「.NET Frameworkのダウンロード」を選び,「.NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ」をダウンロードします。また,「関連ダウンロード」という項目を探し,その中から

 「.NET Framework Version 2.0 日本語Language Pack」

をダウンロード,インストールします。

 Windows xp 以外のバージョンでは,「Microsoft .NET Framework 2.0」はインストールされていない場合が多いと思います。この場合は,上記の方法などでインストールをしてください。


1.「Microsoft .NET Framework 2.0」がインストールされている場合。

(ア)ダウンロードした「 aktw2120.zip 」を解凍します。
 (この ReadMe.txt を読んでいる段階ではすでにこの作業は終わっていると思います)
   

「 aktw2120.zip 」の内容

・aktw2120.exe
(実行ファイル)

・zenkai.znk
(リネームの設定を次回の起動に反映させるための設定記憶用ファイル)

・ReadMe.txt
(説明ファイル/今読んでいるものです)

・作成日時についての注意.txt

※ 後で説明する「設定の保存」を行うと,その設定名に「akt」という拡張子をつけたファイルが作成されます。


(イ)「 aktw2120.exe 」をマイコンピュータやエクスプローラで表示させ,ダブルクリックすると起動できます。または,このファイルのショートカットをデスクトップなどに作成してダブルクリックしても起動できます。
 フリーソフトのランチャーソフトを利用するのも便利です。

「zenkai.znk」は「aktw2120.exe」と同じディレクトリ(フォルダ)においてください。起動時に「zenkai.znk」が同じディレクトリにない場合は,その旨のメッセージを表示した後に起動します。
ただし,この場合前回の設定を覚えていないだけで,このソフト自体の動作には支障がありません。また,終了時には自動的に「zenkai.znk」を作成します



2.「Microsoft .NET Framework 2.0」がインストールされていない場合。

 「Microsoft .NET Framework 2.0」をインストールした後に,上の1.(ア),(イ)を読んでください。


アンインストール方法

 特別な手続きは必要ありません。このソフトの関係ファイル,ディレクトリ(フォルダ)を削除してください。

 「Microsoft .NET Framework 2.0」もアンインストールをしようと思う場合には Windows の 「プログラムの追加と削除」で削除してください。


使用方法

 Windows では,下の説明の中の「ディレクトリ」は「フォルダ」と表現されています


○○○○ リネームするファイルの選択 ○○○○

※ 複数のディレクトリにまたがって,複数のファイルを一度にリネームすることはできません。ディレクトリごとにリネームしてください。



[ ディレクトリ選択 ]ボタン 

 Windows では 「ディレクトリ」を「フォルダ」と呼んでいますが,以下の説明では「ディレクトリ」という言葉を使います。

 このボタンをクリックすると,ファイル選択用のダイアログ(枠)が表示されます。この中から,リネームしたいファイルを含むディレクトリを選んでください。ここでは,ファイルは表示されません。「ディレクトリ」を選択してください

 ディレクトリを選択して「OK」をクリックするとダイアログが閉じ,このボタンの右には,選んだディレクトリのパス,ボタンの下には選んだディレクトリの中にあるファイルのリストが表示されます。

 「隠しファイル」に設定されているものは表示しません。「隠しファイル」をリネームしたい場合は,OSの方でそのファイルに対して「隠しファイル」の設定を解除してから,このソフトを利用してください。ただし,「隠しファイル」に設定されているものには,Windows や 各種アプリケーション にとって重要なファイルである場合があります。十分に注意してください。

 このファイルのリストから実際にリネームしたいファイルを右側の「リネームするファイル」のリストに加えていきます

 複数のディレクトリに分かれているファイルをリストに加えていくことはできません。このボタンを押すごとに,ファイルのリストはリセットされます。


[ 次の拡張子だけを表示 ]チェックボタン

 「ディレクトリ内のファイル」リストにあるファイルを,指定した拡張子を持つものだけに絞り込みます。ここにチェックをいれ,チェックボタンの右側にある枠内に指定する拡張子を書き込み,「絞込み」ボタンをクリックしてください。
 絞込みを解除するためには,チェックをはずしてください。
 拡張子を指定する枠を空白にすると全てのファイルを表示します。
 「拡張子がないファイルを絞り込む」ことはできません。


[ 追加> ]ボタン

 左側にある「ディレクトリ内のファイル」リストの中でリネームしたいファイルをクリックします。

 一度に複数のファイルを選択できます。([Shift]を押しながらクリック,[Ctrl]を押しながらクリック)

 その後,このボタンを押すと,それらのファイルが「リネームするファイル」のリストに移動します。


[ すべて>> ]ボタン

 「ディレクトリ内のファイル」リストにあるファイルをすべて「リネームするファイル」リストに移動します。


[ <解除 ]ボタン

 一度「リネームするファイル」リストに移動したファイルの中で,リネームするのをやめたものを「ディレクトリ内のファイル」リストにもどします。

 操作の方法は[追加>]ボタンと同じです。


[ <<すべて ]ボタン

 一度「リネームするファイル」リストに移動したファイルをすべて「ディレクトリ内のファイル」リストにもどします。


[▲],[▼]ボタン

 「ディレクトリ内のファイル」で選択されているファイルをこのボタンで変更できます。
 通常は直接ファイル名をクリックすればよいのですが,画像ビューでファイルの内容を次々と確認していきたい場合には直接ファイル名をクリックするよりもこのボタンの方がスムーズにできます。
 
 選択されているファイルが複数の場合はこのボタンが使用できません。


「並べ替え選択」プルダウン

「リネームするファイル」リストにあるファイルを

”名前順” または ”更新日時の古い順”

で並べ替えをします。

 右にある下向き三角のボタンをクリックし,出てきたプルダウンから並べ替えの方法を選択します。選択と同時にリスト内のファイルの並べ替えを開始します。

 ファイル数が500を越えるようになると,並べ替え(特に更新日時順)に数分間かかる場合があります。並べ替えをしている間はパソコンがフリーズしたようになります。並べ替えが完了すると,また操作できるようになります。


[画像ビュー]ボタン

 「ディレクトリ内のファイル」のリストの中で選択しているファイルが画像ファイルであれば,その画像を縮小して表示させることができます。
 デジカメの画像ファイルの整理ではこの機能を使って,シーンごとに「文字1」を「運動会」などとし,「更新日時」と合わせてリネームすると,ファイル名自体が画像のタイトルとして使えます。

 この画像ビューのウィンドウは移動できます。また,このウィンドウのサイズを変えると中に表示されている画像も拡大,縮小表示されます。

 画像によっては,きれいに縮小できないものがあります。

 また,画像以外のファイルを選択している場合は「画像ビュー」ウィンドウだけ表示されます。

 画像形式によっては表示されない場合があります。


○○○○ リネーム時のファイルの処理 ○○○○


「新しい名前で古い名前を上書きする」チェックボタン

 もとのファイル名を残さず,直接ファイル名を変更します。
 これによってリネームを実行すると,もとのファイル名がどうであったかは,わからなくなります。

 新しくつくったファイル名と同じものがディレクトリ内にあると,エラーを表示し,リネームを中止します。

 デジカメがつけた連番名「RIM0003.jpg」のような,もともと意味のない名前が付いている場合はこの方法でよいと思います。


「指定のディレクトリにリネーム」チェックボタン

 もとのファイルを[リネーム先]のボックスに指定したディレクトリに新しいファイル名でコピーします。
 指定したディレクトリと同じものがすでに存在する場合はそのディレクトリの中にリネームします。
 指定のディレクトリが存在しない場合はそのディレクトリを作成して,その中にリネームしたファイルをコピーします。

 すでに,指定した名前のディレクトリが存在し,その中に新しくつくるファイル名と同じものがある場合,エラーを表示して,リネームを中止します。


「リネーム先」ボタン

 「指定のディレクトリにリネーム」チェックボタンが ON のとき,このボタンを使ってリネーム先のディレクトリを選択します。このボタンを使用せずに,右のボックスに直接入力することもできます。


○○○○ 新ファイル名の設定 ○○○○

新ファイル名は

[(ア)文字1][(イ)もとの名前][(ウ)更新日時][(エ)文字2][(オ)連番].[(カ)拡張子]

の形になります。
(ア)から(エ)まではON,OFFを設定できます。(順番は変えられません)
ただし,「連番」の位置は3箇所から選択できます。

 設定後の新ファイル名がどのようになるかは[プレビュー]ボタンで確認してください。

 ただし,OSの規則によってエラーになるファイル名でもプレビューではそのまま表示されます。つまり,ファイル名によるエラーはこの段階では教えてくれません。

 新ファイル名は「ファイル名設定」と「大・小文字 拡張子」の2ページで設定します。タブをクリックして表示を切り替えてください。

 また,3ページ目の「一部 置換・削除」では1,2ページ目の連番以外の設定を無視してファイル名内の文字の削除・置換だけをします。

「文字1」チェックボタン

 これをクリックし,チェックをつけると,この後ろに文字入力用の白い枠が現れます。この中に文字を入力してください。
「Abc」,「あいう」,など 半角,全角,1文字,複数文字 が使えます。

※ ただし,Windows でファイル名として禁じられている文字を使うとエラーになり,リネームできません。


「もとの名前」チェックボタン

 これをクリックして,チェックをつけると,もともとのファイル名を新ファイル名の中に挿入できます。

 この場合に限り,変換後のファイル名に重複が起きる心配がありませんから,「連番をつけない」という選択がでます。

 今までのファイル名に「更新日時を付け加えたいが,連番はいらない」という場合に利用できます。


「更新日時」「作成日時」チェックボタン

 ファイルの最終更新日時または作成日時をファイル名として挿入できます。
  
 デジカメで撮った画像ファイルの場合は,そのファイルに加工などを加えなければ撮影した日時が「作成日時」となります。ただし,デジカメやパソコンの内蔵時計を合わせておく必要があります。
 また,ファイルに何らかの加工を加えた場合などはそれが「更新日時」になります。

 デジカメ画像のファイル名に「作成日時」をつけておけば,アルバム作成などにたいへん役に立ちます。

[重要]

 Windows では,ファイルをコピーすると「作成日時」がコピーを実行した日時に変わってしまいます。このとき,「更新日時」は変更されませんから,「更新日時」が「作成日時」よりも前 というおかしなことが起きます。
 ですから,デジカメ等からパソコン内にファイルを取り込む際に「作成日時」が変わってしまう可能性があります。ファイル名を撮影日時にしようと「作成日時」を選択したのにファイル名が「撮影日時」ではなく「パソコンに取り込んだ日時」になってしまうことがあります。
 こうなってしまう場合には「作成日時」ではなく「更新日時」を利用してください。また,ファイルの「作成日時」を保持したい場合はファイルをコピーするのではなく「移動」するとよいでしょう。ファイルを「移動」した場合は「作成日時」は変更されません。デジカメやメディアリーダーからパソコンに取り込むときにエクスプローラなどで,ファイルを[右クリック]でドラッグ&ドロップすることによって「移動」を選択することができます。
 ただし,デジカメによっては撮影した画像ファイルを消去するときはパソコンから操作せず,デジカメの機能を使って消去(削除)するよう指示している場合がありますから,このことをよく確認して実行してください。

 バージョン1.8から取り入れた機能である「リネーム先の指定」を利用すると,
 リネームもとを「デジカメ内のディレクトリ」
 リネーム先を「パソコン内のディレクトリ」
としてリネームを実行するとデジカメ内にある画像ファイルの作成日時を直接参照できるので,この問題が解決できます。
 
 いずれにしても,期待通りの日時になっているかどうかを「プレビュー」で確認してください。

表示形式がいくつかの中から選択できます。

チェックをつけると次の2つの選択用ボタンが表示されます。

「表示形式」プルダウン
  
 次の7つのパターンから選べます。
 (2004年5月21日午後3時56分8秒の場合,区切りを"-"とすると)
   
 "年4ケタ,月,日" ..............「2004-05-21」
 "年2ケタ,月,日" ..............「04-05-21」
 "年4ケタ,月,日,時,分" ......「2004-05-21-15-56」
 "年4ケタ,月,日,時,分,秒" ..「2004-05-21-15-56-08」
 "年2ケタ,月,日,時,分" ......「04-05-21-15-56」
 "年2ケタ,月,日,時,分,秒" ..「04-05-21-15-56-08」
 "月,日,時,分" ..............「05-21-15-56」

となります。


「区切り」プルダウン
  
 年と月,月と日などの区切りに使う文字を選択します。
  
 ”区切りなし” (空欄)...「20040521」
 ”ハイフン” ("-") ...「2004-05-21」
 ”アンダーバー”("_")...「2004_05_21」
 の3つから選べます。


「文字2」チェックボタン

 「文字1」と同じ操作で,ファイル名の最後(連番の前)に指定した文字を挿入します。


「連番をつけない」チェックボタン

 新しいファイル名に「もとの名前」を含めるときだけ選択できるようになります。これにチェックをつけると,以下の連番に関する設定はできません。


「連番をつける位置」プルダウン

 連番をつける位置を
 「最後」,「先頭」,「文字1の後」
の3つの中から選択できます。

 連番を「先頭」や「文字1の後」につけておくと他のソフトなどで,名前順に並び替えるとき,この連番通りに並べ替えることができます。


「連番と他の区切り」

連番部分と他の部分との区切り文字を選択します。 

 ”区切りなし” (空欄)...「○○○001」「001○○○」
”ハイフン” ("-") ...「○○○-001」「001-○○○」
”アンダーバー”("_")...「○○○_001」「001_○○○」

の3つから選べます。


「連番開始値」

 連番の開始値を枠内にタイプします。

 初期設定では「1」になっています。

 ここを空欄にしたり,数字以外の文字を設定するとエラーになります。


「連番ケタ数」

 連番のケタ数を設定します。1から10ケタまでの間で設定できます。
 枠内にタイプするのではなく,右側にある三角マークのボタンで数字を上下させます。初期設定は「3」になっています。

 「0025」(4ケタ) や「00001」(5ケタ) などのようになります。

 連番開始値とファイル数を考えて,それらに連番がつけられるケタ数にしてください。


「すべて小文字」,「すべて大文字」,「大文字・小文字は変更しない」
各チェックボタン

 

 新しくつくるファイル名のアルファベットの部分を
  
 「すべて小文字」,「すべて大文字」

 に変更することができます。
 アルファベット以外の文字についてはそのままです。

 「aBcaBcあいう.jpg」→(すべて大文字)→「ABCABCあいう.JPG」


「拡張子を変更しない」,「次の拡張子に変更する」チェックボタン

 拡張子を変更するかどうかを選択します。変更する場合は後ろの白い枠内に拡張子をタイプしてください。



[大小文字,拡張子だけを変更]チェックボタン

 ここにチェックを入れると,大・小文字,拡張子の変更のみを行います。連番はつけません。

 連番をつけないので,拡張子を変更することによって,名前の重複が起きる可能性があります。


[拡張子を除いた部分で 削除・置換をする]チェックボタン

 ファイル名の一部分を削除または置換したいときにONにします。



[変更後,連番をつける]チェックボタン

 一部分を削除・置換したときに連番をつけるかどうかを設定します。



[最初または最後の文字数で 削除・置換する]チェックボタン

 ファイル名の最初または最後(拡張子はのぞく)の部分を削除,または他の文字へ置換できます。

 これをONにすると,下にある「特定の文字を別の文字に置き換える」チェックボックスは自動的にOFFになります。

 文字数を指定しますが,もともとのファイル名の文字数よりも削除・置換しようとする文字数が多いとエラーになりリネームを中止します。

 文字数が「0」の場合は,削除または置換されません。
 「次の文字に置換」を選択した場合は,その後ろのテキストボックスに新しく置き換えたい文字を入力してください。ここを空欄にすると,指定した文字数分が「何もない文字」で置き換えられるということですから,結局,その文字数分を削除するのと同じことになります。

 このリネーム方法を利用すると,必要のない連番をとることもできます。

 たとえば,ファイル名を「更新日時」でリネームしたとき,

 2004-09-02_001.jpg
 2004-09-06_002.jpg
 2004-09-08_003.jpg
 2004-09-15_004.jpg

 というように,日付の部分が全て違い,連番部分がなくても重複が起こらない場合,連番はかえってじゃまです。
 このような場合,

 「最後の」「4文字を」「削除する」

としてリネームすると,区切りのアンダーバーと連番が削除されて

 2004-09-02.jpg
 2004-09-06.jpg
 2004-09-08.jpg
 2004-09-15.jpg

となって,すっきりしたファイル名になります。

 また,いったんリネームしたファイルのいくつかを削除し,

 運動会_001.jpg
 運動会_005.jpg
 運動会_006.jpg
 運動会_010.jpg

のように,番号部分がとびとびになってしまった場合,

「最後の」「4文字を」「削除する」 と同時に
「変更後,連番をつける」をONにすると

 運動会_001.jpg
 運動会_002.jpg
 運動会_003.jpg
 運動会_004.jpg

というふうに,連番を付け直すことができます。


[特定の文字を別の文字に置き換える]チェックボタン

 ファイル名の中のある特定の文字を別の文字に置き換えます。

 置き換える前の文字(2文字以上でも可)と新しい文字をテキストボックスに指定してください。全角文字(漢字など)を指定することもできます。
たとえば,

 文字[  ab  ]を 文字[  あ  ]に置換する

と設定すると

 「abcuapbabc.jpg」は「あcuapbあc.jpg」となります。


 新しい文字のところは,わざと空欄にすることもできます。
たとえば,

 文字[  ab  ]を 文字[(入力なし)]に置換する

と設定すると

 「abcuapbabc.jpg」は「cuapbc.jpg」となり,実質的には「ab」を削除した
ことになります。

 また,置換もとの文字を"スペース"に,置換先の文字を"空欄"に設定するとファイル名の中にあるスペースをとることもできます。



○○○○ ファイル名変更後のプレビュー ○○○○


[ プレビュー ]ボタン

 現在の設定でどのようなファイル名がつくられるかを,見てみることができます。もちろんこの段階では,まだファイル名は変更されません。
 
 リネームすることによってファイル名の重複が起きてしまう場合には,このプレビュー時に,ファイル名重複についての警告を表示します。

※ ファイル名の長さの制限 や 使用してよい文字の制限 を守っていないと,リネーム実行時にエラーとなりますが,プレビューの段階ではエラーとならず,そのまま表示されます。




○○○○ 設定の保存と読み込み ○○○○


[ 設定を開く ]ボタン

 以前にユーザーが保存した設定を読み込むことができます。
 このボタンをクリックして現れた枠内にある設定名をクリックしてください。

  (メニュー [ファイル]−[リネーム設定]−[設定を開く] も同じです)


[ 設定の保存 ]ボタン

 現在のリネーム設定(ディレクトリ名やリネームの方法)を名前をつけて保存できます。

 このボタンをクリックして下の方の「設定名」の枠に名前を入力して「保存」をクリックしてください。

 すでにいくつかこの方法で設定を保存している場合はそのリストが上の枠内に表示されます。これに上書きする場合は設定名をクリックすると下の「設定名」に同じ名前が表示されますから,それを確認して「保存」をクリックしてください。

 「文字1」や「もとの名前」など個々の項目で保存したくないものがあれば,[オプション]をクリックして現れたウィンドウ内でチェックをオン・オフしてください。

 この「設定の保存」を実行すると,このソフトの実行ファイル「aktw2120.exe」があるディレクトリに「(設定名).akt」という名前のファイルを作成します。
 設定ファイルの保存先は変更できません。設定ファイルのバックアップが必要な方は,拡張子「akt」のファイルを他のディレクトリにコピーしてください。

   (メニュー [ファイル]−[リネーム設定]−[設定の保存] も同じです)


メニュー [ファイル]−[リネーム設定]−[設定の削除]

 保存されている「設定」を削除できます。
 これをクリックして現れた枠内の設定名リストから削除したい設定名を選び
[削除]ボタンをクリックしてください。

(エクスプローラ,マイコンピュータ等で,このソフトの実行ファイル「aktw2120.exe」があるディレクトリ内の「(設定名).akt」という名前のファイルを直接削除しても同じ結果になります)



○○○○ リネームの実行 ○○○○


[ リネーム実行 ]ボタン

 すべての設定が終わったらこのボタンでリネームを実行してください。

 確認メッセージを表示した後,リネームを実行します。

 「読み取り専用」に設定されているファイルもリネームをしますので,注意してください。

 「上書きリネーム」の場合も「指定したディレクトリにリネーム」の場合も,リネームした新しいファイル名がその場にすでに存在している場合は,その時点でリネームを中止します。

 「一部 置換・削除」で
 「拡張子を除いた部分で 削除・置換をする」チェックボタンがONになっているときは,そこでの設定と「ファイル名設定」ページでの連番設定だけが有効になり,その他の設定(「文字1」や「更新日時」)は無視されます。
 つまり,「ファイル名設定」ページでの連番以外の設定と「一部 置換・削除」ページでの設定は同時に実行することができません。

 「一部 置換・削除」ページで何も設定していなくても,「拡張子を除いた部分で削除・置換をする」チェックボタンがONにしているだけで他の設定が無効になりますので,「更新日時」などでリネームする場合はこのチェックをOFFにしてください。


「実行確認」窓

 リネームが成功したかどうかを確認するために[リネーム実行]ボタンの下にリネームに成功したファイル数が表示されます。


メニュー 「ツール」−「オプション」−「次回へ引き継ぐ項目」

 今回の設定は次回このソフトを起動したときに引き継ぎます。

 どの項目を記憶するかは自由です。「次回へ引き継ぐ項目」をクリックして現れる枠内で選択してください。もちろん「すべて記憶しない」ようにすることもできます。

 次回へ引き継ぐ項目の内容は実行ファイル「aktw2120.exe」と同じディレクトリ内に「zenkai.znk」ファイルとして記録されます。


履 歴

Ver 1.01
 JAVA版「 あ!かわった 1.4 」に改良を加えてMicrosoft Visual C# .NET に移植,Windows版としてリリース


Ver 1.5
 リネームしたときの設定を次回の起動まで記憶できるようにした。
 このソフトのウインドウを前回終了時と同じ位置で起動できるようにした。
 その他,細かい修正をした。
 このソフトとほぼ同じ機能を持つJAVA版と並行してバージョンアップしているので,バージョンナンバーを合わせるため,バージョンナンバー 1.2x,1.3x,1.4x を省略し,更にバージョンナンバーを2桁に変更して,今回のものを バージョン「1.5」とした。


Ver 1.6
 「ディレクトリ内のファイル」の中で画像ファイルであるものを縮小表示し,その内容を確認できるようにした。


Ver 1.7
 ファイル名の一部分を削除,置換できるようにした。これにより,ファイル名の中のスペースをとったり,必要のなくなった連番部分をとったりすることができるようになった。
 この機能はソフトの利用者である karasawaさん からのアドバイスにより実現しました。ありがとうございました。
 新しいファイル名に「もとの名前」を入れるときには,名前の重複が起こらないので,「連番をつけない」という選択ができるようにした。
 ファイル名に入れることのできる日時をファイルの「更新日時」と「作成日時」の2通りから選択できるようにした。
 サブディレクトリにリネームすると,ファイルの作成日時が変わってしまうというバグを修正。


Ver 1.8
 リネームのための設定を保存できるようにした。これにより,デジカメの画像ファイルをその内容ごとに違うディレクトリ(フォルダ)に保存している場合など,すばやくリネームできるようになった。
 [設定の記憶]ボタンを廃止し,次回へ引き継ぐ項目の設定はメニューバーの[ツール]内で行うようにした。
 もとのファイルを直接リネームせず,別の場所に新しいファイル名でコピーする場合,今まではサブディレクトリだけに限定されていたが,このバージョンアップで全く別のディレクトリを指定することができるようになった。
 ファイル名に入れる「日時」のパターンを増やした。


Ver 1.9
 「ディレクトリ内のファイル」に表示されているファイルの内,選択されているファイルが1つだけの場合,上下ボタンにより選択ファイルを変更できるようにした。(おもに,画像ビューでファイルの内容を確認するときのため)

Ver 2.0
 リネーム先のディレクトリに新しくつくったファイル名が存在する場合,これまでは実行時にリネームを中止するだけであったが,このバージョンからプレビュー時にファイル名の重複を警告するようにした。
 このバージョンから「Microsoft .NET Framework」のバージョンが 2.0 になった。

Ver 2.1
 リネームを実行する前に自動的にプレビューを実行し,リネーム設定のエラーをチェックするようにした。




                               以上